捕獲されました。年貢の納め時というやつ。
2018年03月04日 (日) | 編集 |
9.ボーン・コレクター/ジェフェリー・ディーヴァー
10.新三河物語 上/宮城谷昌光 (再読・三回目)
11.新三河物語 中/宮城谷昌光 (再読・三回目)
12.新三河物語 下/宮城谷昌光 (再読・三回目)

このところ精神状態がおちこんでいるせいで、文字を読む気力が出ず。あまり冊数がすすまず。

『ボーン・コレクター』は、デンゼル・ワシントン主演で映画化もされましたよね。ぼくは、映画の方を見てしまっており、失敗した一作。とある事件の鑑識作業中の事故で、四肢麻痺となったリンカーン・ライム。

「まあなんつったらいいんでしょ、わたしってどう考えても異様に頭がいいじゃないですか。ですから、あなたが犯罪を解決できるか評価してあげようと思うんですよ」

的な、現場にわざと手がかりを残してゆく猟奇殺人犯人と、ベッドにねたきりのまま対決することになります。これは面白かった。そして、犯人は、要するにソメヤ。

『新三河物語』は三分冊の文庫本。こういうのって、三冊に数えていいんでしょうかね。

ご存知の方も多いでしょうが、作者はもともと古代中国を舞台にした小説を書いてきた人。それが、満を持して、『風は山河より』と『新三河物語』で日本の戦国期の小説にも手をつけた。

また、作者本人が納得するまで史料を読み込むそうで、膨大な文献を集めたという司馬遼太郎に似たエピソードもあるらしい。

『新三河物語』では、徳川家康の祖父にあたる松平清康の時代から、松平家を支えつづけた大久保一族を中心に描かれます。創成期から尽力したにもかかわらず、徳川幕府が成立するころには、大久保一族を追い落とそうとする一派による讒言にあい、老耄により自制のタガが弱まった家康がそれを利用し、一族のほとんどが追放の憂き目にあう。

主とは、家臣とは、忠節とは、なんぞや。じつに考えさせられます。

ぼくは、存命してる歴史小説作家の中では、宮城谷昌光が白眉だと思っています。この力作に、ひたるべし、酔うべし。
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