捕獲されました。年貢の納め時というやつ。
2018年07月13日 (金) | 編集 |
奥方様のメガネの修理で、某ショッピングモールへゆく。

修理はすぐにおわり、ぶらぶらと散策。

居間でつかっているLED蛍光灯が寿命らしく、明かりがちらつくようになっているので、照明器具のコーナーを見る。あれこれ見ていると、棚の裏、となりの通路から、

「どなたか……、いらっしゃいませんか……」

という、か細い老婆の声。

店員を呼んでいるのだろうと思い、さほど気にしなかったのが、何度も弱々しい声で、

「あの……、どなたか……、いらっしゃいませんか……。あの……、どなたか……」

と繰り返すから、どうしたのだろうと、声のほうへ通路をまわった。暑さ対策の品物コーナーになっていて、葭簀や簾が立てかけられている。

老婆がひとり。老人用の手押し車に体をもたれかけながら、品定めしている様子。しかし、とくに助けを求めている風ではない。声をだせる人といえば、その老婆しかいない。独り言なのだろうか。

(めんたる方面が、やばい婆さんかしら)

すこしあぶない雰囲気を感じ、近寄らずに離れることにした。

「どうしたの?」

奥方様に訊ねられた。事情を話すと、

「声? なにも聞こえなかったけど?」

という。小さい声ではあったが、ぼくには、はっきり聞こえたのだが。

「たぶん、あの婆さんじゃないかな。ときどき、ひとりでつぶやいてる人いるよね」

「は? だれもいないよ」

「いや、あの婆さんだよ」

振り返って指差そうとしたら、あら? えーと? うーん? わーい、誰もいねえよ?

「あした、ちょうど診察日だから先生に相談するか? あんたも入院するか?」

奥方様に言われ、

「うん、ちょっと考えてみる」

と答えるしかなかった、今日の出来事。いろいろとショック。
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